遠く離れたあの空で。

作者彼方

アメリカに留学してしまった幼馴染に手紙を書いた明奈。でも、住所を書き間違えてしまったようで、返ってきたのは見ず知らずの男の子から。ノリで文通をしていくが…。

見上げる空は青くて。眩しいほどの太陽の光が、私を照らしていた。そんな太陽は君のいる場所ではどんなだろう。同じように君を照らしているのかな。











「またね。」






「うん、またね。」








同じように暑い夏の日だった。

そう言って別れた君の背は今でも目に焼き付いていて…

忘れられない。

忘れられないんだ。










「「どうしても彼女に/彼に。会いたい。」」