mitiko
それぞれの嘘。
あといくつ嘘を重ねれば、嘘をつかなくてもいい日が来るのだろう。
冒頭からそんな文章で始まり、何をしたのだろう。何があったのだろう、と引きつけられ一気に読みこみました。
幼馴染の陽輝の彼女の美波。
意地悪をされても何をしても陽輝を苦しませる事は言えない。
それは罪悪感から来るモノで、その原因を作ったのはもう一人の幼馴染大地だった。
そして、その大地が転校生として戻って来る。
そこから全てが一気に動き出す。
幼馴染同士の、切ない三角関係。
全てのキーワードとなる『嘘』。
多少、先が読めてしまう書き方が多く、それがない方がもっと楽しめたよなと思えました。
ですが、とても切なくなり、涙を流す場面も多々あったのも事実です。
面白かったです。最後は満足でした。
素敵な作品をありがとうございました。