聖凪砂

切なく、甘く溺れる恋
淡々と紡がれるストーリー。

ドロドロ感はほとんどなく、ふたりの気持ちもはっきりとしています。
ただ、詳しく書かれていることもなく、さらっとした感じで書かれているのが、この作品では私はよかったと思います。
あえてぼかす…と言いますか、そういう雰囲気がはかなげで、このストーリーには私にはあっていたように読んでいて思いました。
もちろん、もっと掘り下げて欲しい…とか、この続きが読みたいという想いもあるのですが、あそこで終わらせたこそが、このストーリーらしさのように思えました。
切ないけど、でも、安心して読める作品を望まれる方には、絶対におすすめです。