田舎に憧れていた、山城朱莉。姉の転勤についていき、山で暮らすことに。一緒に生活しているうちに、3人に想いを寄せられた朱莉。朱莉の選んだ「答え」は――?
「俺、ほんとに君のこと好きだから!」
「す、好きだよ。ずっと、ずっと前から……!」
「だからあんたが好きなんですってば。」
3つの声がまじり、頭の中で反響する。
私は、誰が好きなの――?