時計が全てを支配している世界。
その者の人生が時で示されていて、自ら何かを行う事は出来ず、時計の外さえも出る事が出来ない。
全てを時計塔である時計組織団体によって管理され支配されている。
そんな世界から一度でもいいから外に出たいと願う少女もまた支配された世界の住人である。
ある日少女は1人の不思議な青年と出会い、青年から「君は外に出てみたくないのか?」と言われ、そしてある組織の存在を知る。
そこで数人の男性と知りあう。
時計の外に出るには何らかの鍵が必要だった。
だけど、その鍵は目に見える物ではなく心の鍵だった。
心の鍵とはいったいなんなのか。
そして、時計の外には何があるのか。
なぜこの世界は時によって支配された世界になってしまったのか。
その秘密には少女にとって大きな歯車が動くものでもあった。