帰ると家には母と知らない男がいた
いつものこと
いつもと違う?
「結婚するから」
「……は?」
「あんたぱぱできるよ、よかったね。」
中2の私に
どうしよもない母が残してくれた
たった一つの大切もの。
それは23歳の父親だった。