そこにひざまずいて、私の名前を呼んで。

作者藤沢あきら

お嬢様と呼ばれる立場の私は、許されない恋をしていた。あなたは、執事。『そこにひざまずいて、私の名前を呼んで。』それを愛だと勘違いするから。許して…


お嬢様と呼ばれる立場の私


この世に許されない想いがあるとするならば

間違いなく私はそれを抱いている


だから誰にも秘密

私はあなたに小さな命令をする



『そこにひざまずいて、私の名前を呼んで』


私を愛して、とは言わないから


せめて、愛情があると勘違いさせて


いいわよね?


あなたは、『執事』なんだから