伊東ミヤコ

素敵な余韻☆
運命のいたずらで、お兄ちゃんを好きになってしまった繭…。

その繭は、さらに今度は猫として生まれ変わってしまう…という、神様に翻弄され続ける女の子ですが、最初から最後まで、繭の健気さが胸に響きました。

途中、ハッピー・エンドはないのかなあ…と何度か心配させられましたが、ラストは、ハッピー・エンドにつがる、素敵な後味を味わえました。

猫の謙信のトークも冴え渡り、悲しい要素のあるお話なのにも関わらず、楽しく読めました☆

続編もあるといいなあ…。