伊東ミヤコ

トラウマを乗り越えて
幼い頃、母親に捨てられた辛い記憶をもつ恭。その記憶に支配され、いつのまにか、ひねくれた心を持つようになったがための悲劇から、物語は始まります。

恭は、そのトラウマを乗り越えて、本当はずっと手に入れたかった家族愛をつかむことができるのか、最後まで展開が読めず、ドキドキさせられました。

しかし、コミカルな天使と小悪魔が、この話をシリアスなものだけにせず、時には笑いを誘いながら、話を引っ張っていってくれました。

ひねくれてはいながら魅力的な恭の最後が、幸せなかたちで締めくくられていて本当によかったです!