嘘を吐くより、罪なこと【完】

作者佐倉 灯

冷たい街で見つけた貴方は、きっと、触れてはいけない人だった。




その冷たい唇に 触れた瞬間






もう 後戻りは出来なくなった。






繊細な指使いで 私の弱さを絡めとって






貴方は 冷酷に笑う。






『嘘を吐くより、罪なこと』