高瀬なるみ
優しくて温かいおまわりさん
5歳年上の幼なじみがいて、両思いだったのに、離れることになってしまった朱莉ちゃん。
だけど、四年後に迎えに来ると彼が約束してくれて――
大好きな彼との約束通り、寒い中ちゃんと待っていて、
彼の言葉を振り返っている朱莉ちゃんが本当に切なかったです。
彼女の言葉に読んでいて胸がぎゅっと切なくなりました。
女の子らしい感情の表現はとても丁寧でいて、
そして短いページ数に色んな思いがつまっています。
おまわりさんが優しくて温かくて、ココアの描写や二人の会話になんだかほっとしました。
穏やかで切なくて、だけど温かくて最後はきゅん、とするお話です。
ラストの「おかえりなさい」「ただいま」というやり取りは、二人の幸せが伝わってきて、特にお気に入りの部分です。
素敵なお話本当にありがとうございました!