藤井 蛍

待つことの尊さ、待たせることの切なさ
一言で表せない程の切なさと、一途な想いの純粋さとに溢れていました。

大好きな人をひたすら待つ4年間。
決して短い時間ではありません。
きっと何度も挫けそうになっても彼の言葉を信じて待っていた、主人公の心の強さを感じます。

そして大好きな人を4年間待たせる彼の気持ち。
自分が彼女を幸せに出来るのか自問自答しながらも社会人としての仕事に励む日々は、彼を更に素敵な男性に変えてくれたことと思います。

待つことの尊さ、待たせることの切なさを教えてくれ、なおかつ二人の未来が見えてきそうなそんな素敵な作品です。

爽やかな読後感をありがとうございました!