「助けて」が言えなくて、今日もまたやって来る
「嫌だ」と叫びたくても叫べないこの恐怖
「やめて」が言えたらこんな気持ちにはならない
ああ、今日はいったい何日...だろう
「俺の手を取れ」
「俺が連れ出してやる」
極道の家に産まれ、家から一歩も出る事も叶わない日常
窓から見える景色が外を知る唯一の手段だった
半分だけ血が繋がった兄弟には執着され、一つ違いの腹違いの妹には蔑まれ、義理の母親に憎まれ暴力を振るわれ、実の父には道具としか思われてない女の子の話し
信頼出来るのは果たして...
注:亀更新です。