わたしが、彼らに、出会う前。

作者@16743963567753555335

小説です。


…ずっと、私には


居場所がなくて、

必要とされるというよりも


都合よく使われて、

ひっそりと


陰に隠れ、埋もれながらも

『自分は所詮、その程度の人間なんだ。

きっと、何をやってもダメなんだから

こんなもんだろうな』


…そう、思っていたあの頃。


…でも、その考えは、間違いだった。


私は、誰かの人生を補足する為の

『人形』でも、『ロボット』でもない。


私は、『心』が、あっても…いいんだ。