ーー桜散る頃、私の心を翻弄してやまないアイツに妖しい奴は現れた。親の転勤で越した先のお隣さんはとんだ最低な悪魔で。奴の仕掛ける甘い罠に今日も私は翻弄される。
桜が散る頃、
私の心を翻弄してやまない、
妖しい奴は現れた。
「ちょっと!迷惑なんだけど」
「ねえ、キスしてよ」
「ばっかじゃないの!」
「そしたらさ、甘やかしてあげる」
なんて甘い、甘い、毒。