伊東ミヤコ
いつか、タイムマシンを…
死んでしまった人間が、タイムマシンで六年後に行く。
読みたかった漫画を読んだり、好きだった人と再会したり。
淡々と描写されるオギノくんの日常が、普通であれば普通であるほど、なぜか胸が締めつけられて…でも、最後のオギノくんの選択は、読み進めていくうちにわかってしまったとは言え、やっぱり涙してしまいました。
いつか、タイムマシンを誰でも自在に操れるようになればいいのに。でも、それが無理であるのなら、大切な人との一分一秒を大事に過ごしたい…と思わずにはいられませんでした。