何よりも大切だった。私の命よりも。でも、世界はそれを、許さない。いつの日か。私の声は天(そら)へと届くのか。それは、「神のみぞ知る」・・・
私の思いは、届かない。
世界から色が消えてゆく。
神は、時として残酷だ。
掌から、こぼれ落ちないほどの幸せを。
何の躊躇いもなく、奪ってしまう。
思いは募るばかりで。
見えない道を辿り、
私の声は、何処へ行く・・・・・