16歳。同じクラス、同じ電車で高校に通うあたしと望月が恋するのは分かっていた。そして、この時間が永遠じゃないことも知っていた。
忘れたい気持ちと
忘れたくないという気持ち。
君に出会えても、
恋をしても、
何も変わらなかったとしても、
青春の一部になったあたし達。
ほんの一瞬。
人生の中のほんの一瞬のこと。