及川 美知

難しい作品なのに
ホラーというか、グロテスクというか…そういう作品って、人間の状態、周りの雰囲気、緊迫感など、表現が難しくてなかなか書けないものだと思うのですが、とてもリアルにしかも40ページという読者の感情を離すこと無く読める長さに詰めたのは、素晴らしいと思いました。


学校という誰にとっても身近な場所が舞台なので、よりシーンを独自で想像してしまうような内容だったと思います。


現実ではほんとに恐ろしいことですが、その分スリルたっぷりで、ホラーが好きな人も満足できます。

また、ホラーが苦手な人も、この長さなら読めてしまうのではないでしょうか。