鬼ヶ島 ~その壱・「鬼」篇~

作者HALU

両親の葬儀日に届いた、一通の手紙。
宛先は「鬼ヶ島」。送り主は一度も会ったことの無い祖母の名。
ありふれた日常を求めて、少女は鬼ヶ島行きの船へ乗ったー・・・


ありふれた生活を望む少女がいた。

けれど彼女に突然訪れた日常は…


「我は貴様を主とは認めない。」

 ポーカーフェイスな銀髪の男。


「ふふ…女の子は奇麗にしなきゃね。」

 女神様よりも美しいオカマ。


「お腹すいた…」

「腹減ったっつてんだろおがァァ!!!」

 一つの体に入ってしまった双子の魂。


少女は知った。

彼らが人間では無い生き物だということを…


鬼ヶ島で幕開ける、少女の第二の人生はいかに-・・・