霧桐朔耶
切ない
とても読んでいて切なくなる作品でした。
プロローグからとても惹き付けられる作品で、切ない作品なんだなという事がわかり、どんどん読み進めていく事ができました。
鈍感で“愛”や“恋”を理解できていない大貴がよく表現出来ていて、それがすごくもどかしく感じたり、焦ったり、気づかないと辛い想いする、というのがわかる文面だったので早く気付けーって念じながら読んでいました。
最後、やっと自分の気持ちに気付いた大貴。読んでいて、すごく切なくなりました。
その後のお祝いの言葉を言うシーンでは、ちゃんと言えるのかってハラハラドキドキしていました。でも、ちゃんとお祝いの言葉を述べ、告白も出来た大貴にすごく安心しました。失恋という事になったとしても、終わり方が非常に綺麗でした。
しかし切ないだけでなく、大貴の親友とのやりとりには笑ってしまう事もあり、面白かったです。
切なくなったり、面白かったり、ハラハラしたり、笑ったり。色んな思いをしながら読み進める事ができました。
面白かったです。
これからも頑張ってください。