逢崎 奈零
甘く溶ける綿菓子のような
後ろの席の悠希くんを密かに想っている舞華。2人の接点は、放課後にノートの貸し合いのみ。そんなある日、舞華の好きな人を知った友達の朋が、みんなの前でバラしてしまい――。
舞華の気持ちに、とても共感することが出来ました。
「嬉しいけれど、自分だけが特別じゃないかもしれない」
一喜一憂の描写が、非常に丁寧に描かれていたと思います。切ない感情も朋との会話を上手く使って引き出しており、思わず感情移入してしまいました。
ゆるそうに見えて、意外に大胆な悠希くんの行動に、きゅんきゅんしまくりでした*舞華の一途さも健気で、すごく可愛かったです。
「密かに想ってる」のは、実は――。というのが最後に明かされ、またまたきゅんとしてしまいました(笑)
素敵な作品をありがとうございました。