私の廻りにあるのは、私を傷つけるもの。それでも私は歩くのだ――。小さな“私”の物語です




ただ、歩いているだけ――


それだけで私は、


天から降ってくる矢に、石に

横殴りの雨に、風に


身体を傷つけていく。




――それでも


歩くのだ。




小さな小さな、


“私”の物語。






どうぞお楽しみください。