聖凪砂
一途の意味
ほんわかゆったりとした作品でした。
前作では、二人の想いが通じ合うまでだったのですが、今回は付き合ってからの二人。もちろんモテる二人には、ライバルも現れて―――…
醍醐味であるすれ違いや勘違い。ライバルたちの小賢しい動きに翻弄されながらも、そちらに傾くことなく、きちんと一本筋が通ったそれぞれの気持ちがすごくよかったです。
数多くの作品の中で、お互いが思い合っていながらも、ライバルの策に溺れ、そのライバルに傾いていき、それでも…なんて展開が多い中、この作品はそれがありません。本当の一途というのはこういうことなんだろうな…と考えさせられました。