雛依

美しき愛憎劇
まずその世界観に圧倒された。

なんだあの主人公。
生まれ持ったその美貌と妖艶さ。しかし美しい薔薇には棘がある。人間の本能を煽り立てその卑しさやら醜さやらを丸裸にする。さながら傾国の姫君のよう。
美しい兄弟たちの毒を毒で制す巧みな心理戦。

ページをめくる手が止まらず平日にも関わらず徹夜してしまった私は彼らに籠絡させられた一人なのかもしれません。

ひとつ注意は、まだ完結されていませんが、爽やかな読後を期待される方にはおすすめできません。

エグい愛憎劇どんとこいという方は是非。