あら、恋に悩む女ってこんな感じだったのね。
慎吾がやばい。
私だってこんなふうに愛されたい。

一見チャラい男女のベタな恋物語だと思えたが、予想外に全員純粋すぎた。
報われない恋に悩む主人公の前に、自分をすごく好いてくれる男が現れる。

揺れ動く女の心情も上手く描けてたと思う。
個人的には馬鹿だけど、一生懸命な慎吾がイチ押しだ。

途中、ここはもう少し深く書いても良いんじゃないのか？
と思うシーンもあったが、これはこれでアリかもしれない。
佳奈や朝陽や由紀をそれぞれの続編に繋げるためならば、それは正解だ。


私が主人公をすごく羨ましいと思ったのは、慎吾の存在がデカイ。


けれど、それ以上に私はこんなに乙女な考えが持てないから
こんな風に一生懸命恋に悩む主人公が羨ましいと思うのだと思う。


ただ、最後の朝陽の発言に腹がたった。

主人公は偉い。
私なら遠慮なく迷いなく間違いなく、朝陽をぶん殴るだろう。