まさーき

あたたかくも摩訶不思議
とてもケータイ小説とは思えないクオリティーでした。
絶品です!
オススメです!


日本のどこか片田舎、神社で催されるお祭り。
祭祀の踊りを披露する子供達。それを見るでもなしに酒を片手に語る大人達。

その様子をぼんやり眺める女性がいた。

仕事を辞めて田舎に帰ってきた彼女は、そこで旧友とばったり出会う。
かつては自分を虐めたこともある友人との再会は歓迎したものではなかったけれど、神社に入ったきり消えてしまった少女を見たことをきっかけに、思い出話に花が咲く。

話題にのぼるのは、仲の良かった、けれど誰も知らない女の子のこと。
いつの間にか側にいて、いつの間にかいなくなっていてーー