眠れぬ夜をあげる ~一樹side story(完)

作者juri

「あ…」腕の中で、君が鳴く。もっと、鳴いて?もっと、俺だけを感じて?過去を、忘れてしまうくらい――。

君をこの腕に抱いて


終わらない夢を見る…



俺の腕の中で



もっと、鳴いて?



もっと



俺だけを感じて?





『眠れぬ夜を抱いて』


一樹 side story