少年とデジカメ (完)

作者桜 ちなき

半年前から片思いをしている彼は同じ学校の生徒なのに学校内では見たことがない。いつも見るのは屋上で、デジカメ片手にぼーっとしている姿。






彼の一部になりたいと思った



そして消えちゃいたいって思った







「柊さんって本当は一度も人を好きになったことないでしょ。」




「………、ありますよ。」







「別にどちらでもいいけど。」






「柊さん、寝顔は可愛いくないよね。」