涼に中るひかりの矢

作者水希

弓道をきっかけに出会った十歳差の二人の穏やかな恋愛の始まり。

大人と少年の好きという感情のとらえ方の違いと、「好き」が動かす二人の気持ちを短編にしました。

気が付けばいつもそばに高校生の男の子がいた。

彼は十歳も年下。

恋愛対象として見ることなどなかったのにそばにいるうちに、その存在が私の中でだんだん大きくなっていく。