アキ

じんわり温まる
読み終わればいつしかじんわり心が温まっている、これからの寒い時期にぴったりなとても素敵なお話でした。

好きだと伝えられなかったことを後悔するトモキ。それも自分が死ぬ間際にそれに気付いて……―。そんな息をのむ冒頭から始まりますが、最後に進むにつれ、私の想像していた結末をひっくり返すようなどんでん返し。

綺麗で、けれども無駄のない文章で綴られる“伝えること”の大切さ。詞のような文は読んでいて、すっと感情移入ができ心に響きました。


素敵な短編をありがとうございました!