遠い日の記憶

作者ゆぅ

前世の記憶を持つ少女。
その少女は前世の彼にもう一度会えるのだろうか?
そして、その先に待ち受けているのは一体・・・?

戦国時代にある領地があった。

そこは蓮姫の突然の消失事件、これがなければずっと平穏だった。


そして、時代が変わって平成。

山瀬花梨という少女は前世の記憶を持っていた。

それは蓮姫として生きていた頃の

記憶だった。


「蓮姫様のためなら

私は死んでも守ることを誓います。」


「武士は武士と・・・。

姫様は殿方と・・・か。」


「花梨、今は昔と違うのよ!

昔みたいに気持ちを押し殺さなくたっていいのよ!?」



「花梨・・・、いや蓮姫様。

思い出した。

全てを思い出した。」


「きっと、いつかまた会える。

俺が約束する。」

「本当?」

「ああ、本当だ。

それまでゆっくりお休みください、

蓮姫様。」


時代を越えて、

時を越えて、

ようやくまた出会えた二人。

その先に待ち受けているのは・・・