戦国時代にある領地があった。
そこは蓮姫の突然の消失事件、これがなければずっと平穏だった。
そして、時代が変わって平成。
山瀬花梨という少女は前世の記憶を持っていた。
それは蓮姫として生きていた頃の
記憶だった。
「蓮姫様のためなら
私は死んでも守ることを誓います。」
「武士は武士と・・・。
姫様は殿方と・・・か。」
「花梨、今は昔と違うのよ!
昔みたいに気持ちを押し殺さなくたっていいのよ!?」
「花梨・・・、いや蓮姫様。
思い出した。
全てを思い出した。」
「きっと、いつかまた会える。
俺が約束する。」
「本当?」
「ああ、本当だ。
それまでゆっくりお休みください、
蓮姫様。」
時代を越えて、
時を越えて、
ようやくまた出会えた二人。
その先に待ち受けているのは・・・