涼音

泣けました
前半部分は主人公が記憶喪失に陥っていて、読み手としても一体何が起こっているんだろう?と疑問でいっぱいでした。
後半部分に入り、少しずつ明かされていく真実。それはあまりにも悲しい、残酷なものでした。
些細なすれ違いから別れることになってしまった2人。でも、それは本心ではなくて、本当はずっと一緒にいたかったんでしょうね。
だからこそ、突然現れた永遠の別れに涙がとまりませんでした。
とても悲しいお話でしたが、ラストシーンはとても温かかったです。だって、彼女が生まれてきた子供につけた名前はきっと……。
彼には天国から彼女をずっと見守っていてほしいと思いました。