mimiko

散りばめられた謎と、負けずに飛び回る登場人物たち
本作は色鮮やかでカラフルな作風に加え三次元、空を飛ぶ空間の奥行きまで加わって、それはもうワンダーランドです!
ええ!スーファミからプレステに代わった時の衝撃を思い出しました(←古っ)
なんたって空賊ですから、空と風、緑と闇などの対照的な広がりがすごく楽しめます。月と船も忘れちゃいけない。
それから相変わらずの作中人物たちは見事でした。アキラとリョウの前回からの確かな成長や、謎めくお頭セイリアと神秘的な神話の関係。びっくり驚くフェイの行動とゴルガーの懐の深さ。
最初はおマヌケ登場のヘルトの意外な(ゴメン)格好よさと切なさ。初めは笑って読んでいたのに、最後はその与えられた非情な運命に涙しました。
そして浮かび上がってくる、登場人物たちの驚きの伏線。
戦闘シーンも間違いなくパワーアップしてます。手だれのザイとキールのお陰で緊張感がいや増し、リョウの男気がぐ~んとup。でも肝心な相手には伝わらないけど(涙)。
それにしても『THA』の重要性が良くわかる1章でした。裏で暗躍している不気味な何かの存在を暗示して、また終わってしまいました(涙)。
引き続き、ついて行こうと思わせます。