西の空に沈んでいく夕陽と共に私の心はまた死んでいく。
この真っ暗な日常から逃れる方法を、私はいつでも探している。
あなたの本当の心に触れられなかった臆病な私。
あなたの本当の優しさに気が付けなかった卑怯な私。
あなたのことを見つけられなかった弱虫な私。
ずっとずっと繋いだ手を離したくないって思っていたのに。
この恋、守れなかった…
今日も夕陽が私を照らす。
『ごめんね』と『ありがとう』。
あなたに、伝えたいよ。
※この小説は作者の実話をほんの少しだけ取り入れたフィクションです。