宵闇伯は初恋を甘い牢獄に閉じ込める

作者真波トウカ

監禁されたって幸せだった。自分が誰かの代わりだと知るまでは――
これは純粋な女の子が美しき年下辺境伯に狂気の愛を注がれる物語。


ミアと僕は特別だから。

大切な関係だから、軽々しく触れてはいけないんだよ。




「触れないこと」「逃げないこと」――二つの条件をのみ、ミアはエドワードとの生活を受け入れた。


 まわりから恐れられるエドワードが本当はとびきり優しいことをミアだけが知っている。


 だが幸せな日々は、他の『ミア』が現れたことで陰りを帯びる。



私は誰かの代わりなの? それとも――




 

一途で歪んだ純愛にミアは侵食されていく。