ある日、江戸を守る真選組に巷で噂の“侍の女”の情報がくる。それは彼らと腐れ縁である万事屋の[坂田銀時を探している]というものだった。

「好きな人にはその人の人生の終わりまで、私の人生をかけて尽くします」

・・・その女、愛する者達のために剣をふるう。


「あての居場所は、変わらず戦場の中じゃき」

・・・その女、女として戦場に身を置く。


「銀時、みんなを頼んだ」

・・・その女、妹として兄と共に死す。



これは、女たちの、侍としての道、戦い、そして気持ちを綴った物語