0センチメートルの恋

作者アヤ

「好きな人、いるの?」


「いるよ・・・・もう、いないけど」


少しでも彼女に近づきたい。

僕と彼女の距離が0センチメートルになるまで…。

「好きな人、いるの?」











「いるよ。・・・・もう、いないけど。」











僕は彼女の言った言葉の意味が分からなかった。









少しでも彼女に近づきたい。





だから、僕は歩み寄る。





距離がなくなるまで、何度でも、何度でも。





僕と彼女の距離が0センチメートルになるまで…。