後から来たキミ。

作者しお。


運命を、出会いを司る神様が永遠を誓ってくれたんだと思ってた。
上手く行かない味気ない薄暗い毎日に光を当ててくれたと思ってた。




いつもキミは後だしだった。



好き


愛してる


ごめん


キス


ハグ


手を繋ぐ


全部全部私から。


キミはいつも後だしして、誇らしげだった。



そんなキミが最初で最後、先に出したのは



別れ


ただそれだけだった。