ミントグリーン

作者一ノ宮

一目惚れ、なんて



安易な言葉を思い浮かべてしまうほど




あなたに会った瞬間に、



この人だってわかった




運命、なんて



マンガみたいな言葉を言いたくなるくらい




あなたと私はきっと特別だったよね





ねぇ




また同じ季節が来たよ




冷たい風が吹くたびに、



あなたの温度が愛しい




好きだよ




何度目だかわからない言葉を、



風にこぼして





今日の気持ちがあなたまで届けばいいのに。