「面白い。殺すのはやめだ」「え、……どうして」「その代わり別の罰を与えてやる」ねっとりとした視線が私の身体を舐め回す。それはまるで獲物を見つけた狼のようだった。




「そうか。死ぬ覚悟はできているか……

面白い。ーー殺すのはやめだ」



男がそんなふうに言った。



わたしは驚き顔を上げる。



「え、……どう……して」



「その代わり、別の罰を与えてやる」



ねっとりとした視線が、わたしの身体を舐め回す。



それは、まるで獲物を見つけた狼のようだった。



2017.4.10公開(完結)


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kukiさま。素材をいつもありがとうございます。