16歳の少女、天音(あまね)は、なんの刺激のない日々に嫌気がさしいた。そして暇つぶしに始めたインターネットで、知り合った一人の男と会うことに…
雲の下の星はとても美しい。
それを知らない人たちは誰も気付かず
何も見ないで通り過ぎる。
でも私はあの時、確かに見たんだ…
真っ黒な雲の下の美しく、優しく、光り輝く星を。
黒い人混みの中で弱弱しくも光っている
誰よりも綺麗な君を。
「俺はお前のおかげで生きてる」
「私は貴方のおかげで生きてる」