大切なものなんていらなかった。
私が大切にするものは全て消えてしまうから。
だから大切なものなんていらなかったはずなのに。
大切なものがない方が私はよかったはずだった。
そんな私の考えは彼に出会い打ち消される。
彼はこんな汚い私でも好きだと言ってくれた。
こんな私を知っても変わらないでいてくれた。
ならばそんな彼を私は命懸けで愛そう。
こんな私を受け入れてくれた彼を、彼の仲間を。
私の命ある限り守り続けよう。
私の唯一無二の大切な仲間と大切な人のために。
私に全てを捧げた若頭のために........
* この作品に登場する人物名・団体名等は現実世界とは一切関わりのないものであり作者の空想上の人物です。 あらかじめご了承したうえでご覧ください。