晴天の霹靂
桜舞う四月。薄青のブレザーに身を包んだ二人の少女は意を決したように空を見上げた。
金と権力を嵩に着た顔良し頭良し家柄良しのお坊ちゃま相手に庶民のど根性と底力を見せる日々が来ようとは、二人は夢にも思っていなかった。