独り涙。

作者優華

「私を…独りにしないで」
そう願ってしまった私はもう後戻りなんかできない。

独りは嫌い。


でも、人は嫌い。


矛盾、してるでしょ?


いつからだろう。


信じれば裏切られ、信じられたら裏切る。


そんな方程式がいつの間にか成り立つようになったのは。


そんな方程式が有る限り、私には、友達も、家族も、なにもかも必要ないんだ。