あの頃の何も知らない私は、愛でさえ知らなかった。
暖かいことも悲しいことも。
もう男なんていらない。私を放っておいて。

お前は、俺が必ず守るよ


あいしてる




そう言ってくれたのはいつだったか。

冷めた思いは、もう元には戻りそうにないーー。



最愛の人に裏切られ絶望した最強少女はある男の目に止まった。

それは、幾つもの肩書きを持つ無表情の綺麗な男。