全てを失った私。家に帰れば裏切り者の母親がいる。学校に行けば虐められる。
もう生きる意味を見失った私に手を差し伸べたのは、「殺人者」と呼ばれる男だった。

いつも、私とずっと一緒にいてくれる人なんて




居なかった。





だからいいよ、別に私は穢れた人間。




利用されたって。






でも、そう言うと貴方は悲しそうに笑うの。








ねぇ、やめて。







私のを乱すのは。






だってどうせ貴方も私から離れていくんだから。