中学一年生の時
私は初めて恋をした。
その頃のあなたはぶかぶかの制服を着ていて
身長は私と同じくらい。
無口でツンとしてて
メガネをかけてる男の子だった。
あなたがはにかんでくれた日、私が感じたドキドキは
これが恋だと知らせる音となり
その音はいつまでも止むことがなく
毎日私をワクワクさせた。
だんだんと近づいて、でもなかなか届かなくて
そんな日々がとても楽しかった。
明日会ったら何を話そうか、帰りに部活を覗いてみよう、一緒に帰ろうって声をかけてみようかな なんて
いつもそんなことばかり考えていた。
もうだめだ って涙が溢れそうな日
どちらかが手を伸ばすことを諦めなければきっと
何が邪魔したって あなたと私は一緒にいたんだ。