紅の夢へようこそ

作者愛夏

ある事件によって、筆を握れなくなった悠斗。そんな彼を救ったのは、紅い髪と瞳を持つ少女だった。真っ白な世界を、書道とともに青春を生きる者たちの想いが彩る――

その真っ紅な小人は

突然 僕の世界に現れた


白黒の世界に迷い込んだ

紅い光は

一瞬にして その世界を

紅く染め上げた



君の声が、聞こえた気がした

君の声を、聴いた気がした

君の声が、僕のモノクロの世界を変えてくれた

紅の夢への扉が、あの日開いた



これは

僕と君の 出逢いから始まる

紅の世界の

住人たちが紡ぐ

物語


それは

夢か

現実か





注)この作品に出てくる人物名・団体名は実際のものとは全く関係がありません。作者が思いつきで決めた名前です。