Katze Schwarz
兄弟ゆえの苦悩
漫才という新鮮さに、最初は驚きと、不安と、期待の入り混じった気持ちで読み始めました。
一体どんな話になるんだろう?と常にそんな気持ちで読み進められる、そんなお話でした。
双子であるための苦悩も作品を通して凄く伝わってきました。
我が家も丁度、頭の具合が恭介と涼介の具合なので(笑)
ただし頭の良い方が憎たらしいのですが(笑)
その分かなり共感できました。
兄弟がいると何故か親は上と下を比べるので、どうしても辛いことがあります。
恭介の気持ちがよく分かり、また両親の反応もリアルで、恭介を取り巻く友人や状況、漫才の存在を通して得たものの大きさなども良かったです。
読んで良かったと思う作品でした!